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ジーン・ワルツ

「ジーン・ワルツ」という本を読んだ。



たまたま読んだ1冊だったけど、
読むべくして巡り合った1冊だったような気がした。



これまでの海堂尊作品とはまた違った「毒」が、
この作品にはあったような気がする。
この作者、螺鈿迷宮を読んだ時も思ったけど、
主要登場人物の女性がみんな、
綺麗で、頭が良くて、自分勝手で、怖すぎ。



自分の遺伝子を汲むかけがえのない命を授かり、
自分の中で育て、無事に産み落とすという行為は、
実は奇跡の業なのだと、本書は語る。



でも、これを実感できる読者がどれだけいるだろう。
「そんなこと言って、みんな普通に子供産んでるじゃん」
とあくまでフィクションと読み流す人が大半だろう。



主人公の身勝手さと計算高い野心に恐れを抱くものの、
実際彼女の明晰な頭脳と目的を遂行させるための技術とそれを許す環境が
自分にあったならば、果たして彼女と同じ行為をするに至っただろうか?



自然に子供を宿し育てることが、
完全に不可能な身体になってしまったとしたら…



自分の遺伝子を持つ命を授かりこの世に残したい、
という思いは、
本能により生まれる。
倫理や哲学とは、本能を抑制するために人間が作ったルール。



ルールは忘れることができても、
本能は捨てたつもりでも自分の中から沸き起こってくるもので…







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Author:ミネミネット
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